教育徒然

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遊びが足りない

 あれこれと教科「情報」やデジタル教科書などについて考えていたのだが、ふと視覚障碍者の情報機器利用について疑問が浮かんだ。はっきり言って私も視力がいいとは言えない。小学校時代から眼鏡を使用しているのですっかり馴染んでしまったが、このまま視力が低下して画面が見れなくなってしまうのではないかと不安に思うこともある。そうでなくとも事故や疾病の関係で失明してしまった場合なども考えると、今のようにインターネットを使うことが出来ないのだろう。

 そこで気になって調べてみると、点字キーボードがあることや盲目の方がiphoneを使っていたり、自分でブログなども更新していることがわかった。ネットに限ったことではないが、デジタルというとどうしても視覚情報の面が重視されがちなので、別の角度からデジタルの表現方法を考えることも必要である。ちなみに実際に視覚障害者のためのインターネットブラウザとして日本IBMからaiBrowserというものが開発されていたり、株式会社ナレッジクリエーションからWeb合成音声配信システムといったものがある。まだまだ改良の余地がある分野なので今後も注目していきたい。

 そして、こういったことを調べていく中で思いついたことがある。それは、こういった分野からこそデジタル教材の必要性が提起され、応用として健常者が使えるようにならないのだろうかというものだ。例えば算数や数学の問題などで図形の問題がある。デジタル教材の使い道として例に挙げられることも多いが、実際に立方体の模型を用意しなくとも画面上に立方体を仮想表示させることで、普段見えないところも具体的に詳細に表示でき、イメージを広げることができるというものだ。

 使い方としてはこの上ないほど分かり易いものである。しかし、これを視覚障碍者に適用することが出来るかといえば全くもって役に立つものではない。画面上に表示されたものなど見えないのだから、視覚情報に頼らず別の感覚で立方体をイメージするしかない。では、どうすればいいのか。如何に立方体を説明するのかと考えてしまうが、全く逆の発想で考えてもらいたい。

 むしろ立方体のデバイスを用意してしまうのだ。同じものがパソコンの画面上に表れ、触れたところが色で表示される。当人は視覚以外の情報で立方体という形を知ることが出来る。そしてそれを別の第三者が画面で確認しながら当人に説明してもらうことで、別感覚で立方体を確認しつつも、多角的に立方体を俯瞰することが出来る。さらに、これを健常者の授業で使うことが出来れば、視覚情報を加えられて健常者にとっての授業がより一層授業の幅を広げることになる。わざわざそんなものを用意しなくとも理解できると思うかもしれないが、そういった遊びがなければ面白くないと言いたい。

 正直教育の分野は年齢が上がるほど、遊びが少なくなってくる。受験勉強と合わさる故なのかもしれないが、もっともっと遊びによって教育に活かせるものが出来上がると思う。

 ルービックキューブ型デバイスを用いた電子玩具 TangledCube の提案

 こういったものもあるようなので、ぜひともデジタル教材を考える上で様々な観点からのアプローチをしていくことがデジタル教材に必要となるだろう。
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