教育徒然

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ネットを介した生徒の行動を知るべし。 継

 先日に引き続きネットを介して起こり得るトラブル等の事例を考察する。

 ④ 動画サイトの影響 【動画視聴】(You tube、ニコニコ動画)

 中高生にとって動画サイトはすでに幅広く浸透している。特にニコニコ動画の影響は目を見張るものがある。それぞれの世代になじみ深い音楽がテレビやラジオを通して出てきたように、現代ではボーカロイドや歌い手の音楽がテレビではなくネット上の動画サイトから流行している部分さえある。音楽に限らずゲームやダンス、料理、絵、技術系など興味を引く内容も多く、中高生だけではなく大人から見ても魅力的なコンテンツは多い。

 しかし、その一方で注意しなければならない点も多い。よく叫ばれるのは著作権に反する動画が投稿されていることで、権利を無視した行動が横行し、それを助長するのではないかとの懸念がある。またネット上の動画は不特定多数が見ることを意識しつつも、テレビのような規制をかけることができない。もちろん各サイトの規定等によって過激すぎる表現や犯罪行動の映像等は削除されることになるが、そのチェックがすべてにおいて行き届いているわけではない。

 そのため、例えば18禁などのアダルト動画や殺傷行為等の犯罪動画、道徳的に問題のある動画等も場合によって未成年の目に留まってしまうことがある。動画サイトはパソコンだけではなく携帯用ゲーム機やスマートフォンなどの携帯電話などから見ることも可能なため、周囲の目が届きにくい。

 さらには、テレビなどではすでに自主規制がかかっているが、サブリミナル手法や光過敏症への配慮といった点もネットに動画を投稿する人の判断に任される。政治性や宗教性の特色が強い動画もあり、自らの意見を正しく判断できる状態の前に思想誘導される危険性も皆無ではない。

 こういった状態にあることを、少しでも大人が知っておく必要がある。フィルタリングによって動画サイトは見られなくなっていると安心してる場合があるが、抜け道はいくらでもある。大人よりも情報機器の扱いに精通した児童生徒にとって抜け道を探し出すことは、一種の遊びのようなものであり、それらの情報を共有していることを認識しなければならない。

 この状況に対応するには、まず教員や保護者がどんな動画があるのかをしっかり認識することである。大人がフィルタリングに依存して、フィルタリングされた情報しか受け取らない状況にあることが一番の問題なのだ。そして、児童生徒にこんな動画があるという事実をぼやかしながら伝えなければならない。投稿されている動画には、様々なものがあり、見るべきではない動画もあるという事実を知ってもらうことを知らせるべきである。

 そして、もし児童生徒が嫌悪感を生じるような動画を見てしまった場合、それについて話せるような態勢を教員が整えることが必要になってくる。単にネットの規制、動画の規制をしたところで、他人のフィルタリングが解除されている端末や漫画喫茶などの規制が解除されている端末で見てしまうことも十分考えられるのだ。

 映像による体調不良を訴える可能性のある動画についての情報共有などをすると同時に動画を見てしまったことを叱るだけではなく、心のケアを考えた事後策を考えなくてはならない。


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