教育徒然

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思考を追う。

 なかなか面白い。

パワーポイントのスライドを使った授業が恐ろしくつまらない理由

パワーポイントのスライドを使った授業が恐ろしくつまらない理由のまとめ

 まあ、パワーポイントによる授業の是非は置いておくとしても、「追体験」ということについては同意できるところが多々ある。これは教える側においても考える基本である。先日の低学力層の指導にもつながるところだが、生徒たちが授業についてこれないのは、教員の思考を追えない所為であると言えるのだ。

 低学力層の知識量が驚くほど少ないという事実を受け入れていると、自分たちが教えようとする内容を理解させるまでに必要な道筋を思い描くことが出来る。時に教えようとする内容を理解するには道筋が遠すぎて、本題にたどり着かないという事もあるだろう。だが、授業の目的を考え、達成するための過程と捉えれば決して悪いことではない。目標に届かないという事があるかもしれないが、確実に生徒たちの力となっているのだから。

 特に重要なのは「点」をつなぎ「線」に変え、「図形」を構築する作業である。例えば一つの公式を覚える作業は、生徒たちに核となる「点」を作り出すものである。「点」と「点」をつなぐという作業は複数の公式を覚えた状態で、状況を限定された問題の解答を導き出すことが「線」に変えることが出来たという事になる。そして、「線」をつなぎ一つの図形を「構築」できるようになると、応用力を身に付け、自在に使う事のできる知恵となるのだ。そして、「点」と「点」をつなぐときに注目されるのが、追体験や思考を追うという事である。

 「点」は非常に細かな知識でしかなく、単独ではなかなか活用できない。教えられた知識を試行錯誤し、多角的な視野で観察する必要がある。この「点」を大きく補強するのが反復練習になるのだが、これは教えた側の思考を追っているだけではなく、自分の思考を追っていることにつながる。

 さらに「点」をつなぐ際には、「点」同士の距離が長ければ長いほど結ぶのが難しくなる。ところが、この過程を省略して「こうすればこうなる」という結果だけ提示してしまう授業だと、生徒はなぜそうなるのか混乱してしまうのだ。補強されない「点」であるほど、「線」を結ぼうとしても歪な「点」の集合体になるだけで、最終的な「図形」には届かない。

 「点」同士の距離を調節し、道筋に沿った多くの「点」を付け加えてやることでしてやることでようやく生徒は教員の思考を追うことが出来、「線」をつなぐことができる。しかし一度の授業で教えられる内容は限られている。そのために「点」を教えることはできても、「線」を形成するための追体験にまで踏み込めないのが現状なのではないだろうか。

 教える側は生徒たちが何を知り、どの程度の理解力があるかによって授業のデザインを変えなければならない。

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