教育徒然

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スマートフォンの何を伝えるのか

 どうやらどこぞで保護者や教員向けにスマートフォンについての講習会などを開くらしい。まあ、色々なところでこういった講習会は開かれていると思うのだが、いったい何を教えているのだろうかと不思議に思う。講習会そのものは悪いものではないのだが、焦点がはっきりしていないと意味がないのだが、そのあたりはどのように捉えているかも今一つ見えてこない。

 結局のところ子どもたちがスマートフォンを持っているということは、それだけ自由にネットが使える環境が整ったということであり、ネット上で何が起こっているのかを伝えるのが主目的であると考えられる。そうなると携帯電話の使い方でやっていたころとあまり変わりはない。またそこに対して私自身の考えとして、一つ確立している部分があるので、講習会において同じようなことを言ってくれればいいのにと思うことがある。

 まずスマートフォン及び携帯電話によって引き起こされることは、ネットがなかった時点においても起こってきたことでしかない。多少規模に違いがあるとはいえほとんど構図に変わりはないのだ。言うなれば掲示板等のSNSにおけるやり取りなどは交換日記に書かれたようなものであり、様々な危ない情報は、公園などに捨てられていた怪しげな雑誌から取り入れたりするようなものである。

 そして、こういった内容に保護者はどのように関与してきたかと言えば、子どもたちの行動にこっそりまたは堂々と干渉することである程度の行動を把握してきた。しかし携帯電話やスマートフォンと言った情報端末が出てきたことで、そこに干渉する手段が限られてしまったと言える。

 また流行している内容がネット内に存在するために、そこにアクセスしようという意思がなければ、子どもの行動を確認することが出来ない。以前のようにテレビや雑誌・ラジオだけで情報を仕入れる時代ではなくなり、共有情報が極端に減ってしまった。

 ではネット内に行動の一部を置いている子どもたちに対して大人はどういった行動を取ればいいのか。講習会の主題は大体そのあたりになるのだろうが、ここで講習をする側と聞く側の乖離が存在する。それは、聞く側の人たちは断片的に聞こえてくるネット上の単語の意味や行動の意味を知りたがるのだが、それを知るためには、そこに至るまでの基本的情報を抑えなければ理解はできない。ゆえに講習会は基本を重視し、わからないことはまた別の機会にという事になってしまうことが大多数である。

 こういった事態を避けるために、講習会では保護者や教員が最も行ってほしいこととして、子どもが何をしているのかを保護者や教員が子どもたちに対してきっちり聞くことを挙げてほしいのだ。中途半端に知識を仕入れるだけではなく、子どもが一体何をしているのか、もしくはネット上にあふれる聞き齧った単語の意味などを直接聞いてしまうことが望ましい。

 もちろん色々なことについて知って、ダメなものは駄目であると教える立場になれればいいのだが、そういった立ち位置になるのはなかなか難しい。だからこそ、知らないことを子どもたち自身から教わり、疑問を持ったらなば質問をしてほしい。知らないにもかかわらず「あれはダメ、これもだめ」と言っているから、子どもたちは大人に対してネットの事を持ちかけようとしない背景も存在する。

 また、子どもが何を聞いても教えてくれないというのであれば、その時こそ豊富な知識を持った人たちから直接教わるチャンスである。そういった姿勢がないと何も解決しないのではないかと私は考えている。
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