教育徒然

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社会人のための情報教育①

 大人に向かって勉強してくださいというのはいささか気が引けるが、大人だからこそやらなければならないというのが現代の情報教育である。子どもはすでに教育の機会が設けられているのに対して、大人は自分で勉強しなければならない。しかし何のために勉強するのかと問われれば、今一つ確信に至らないと思えるのもまた情報教育である。各自それぞれの目的はあろうが、ここでは大目的として以下のものを掲げたい。

 一 未来の可能性をつぶさないためのコンピュータスキルと情報モラルの両立

 現在は情報機器がそこ等中にあふれている。携帯電話の加入数に関しても、つい先日、日本の人口を超えていることが明らかになった。これにより増えてきたのがインターネット等を媒介して起こるトラブルであり、犯罪そのものに至るケースも年々増えている。そして、これらの問題を事前に食い止めるために必要なことが、目的に掲げたことである。ただし、児童生徒への教育よりもさらに現実的対応とするのが「社会人のための情報教育」である。具体的には以下の点である。

 a 知識はスキル スキルは知識

 b モラルはスキル(知識)で補うべし

 c 意固地になるなかれ


 すでに情報機器を日常的に使い、一定のスキルを手に入れている大人にとってみれば、今更「情報モラルを覚えましょう」と言っても「すでに知っているので実際に効果が出るとは考えにくい」と捉える人は決して少なくない。ならば実際に教育を行うというのであれば、清濁吞み込んで、何を教えるべきか、何を学ぶべきかを模索した方が成果は出しやすい。

 aの「知識はスキル スキルは知識」にはコンピュータ及びネットへの現実的対処に必要である。結局ほとんどの人はハードウェアを工学的に扱うわけではないので、スキルそのものを磨くというよりは知識を増やすことに費やすことになる。

 例えば「DVD-ROMをコピーする」というスキルを習得する場合に、必要な知識にはDVDとCD、Blu-rayの違い、また同じDVDでもDVD-RやDVD-RWの違いについて知る必要がある。それがどういった違いかは分からなくとも、どういう結果を及ぼすかなどは考慮しなければならない。またコピーという単語が使われずにリッピングという専門用語も頻繁に使われ、その際に仮想ディスクといった知識も増やしていく場合もある。

 これはネットの利用についても同じである。何かやりたいことがあり、それを調べようとすれば専門用語に行き当たり、その言葉を知り、知識を得て、スキルを習得することになる。SNSを利用する際に、どれを使えばよいのか選択することになり、何が違うのかを調べる中で知識を得る。知識はスキルをふるう際の根拠ともなるので、知識を得ることはスキル習得にも結果的につながる。

 もちろん経験することでより確実なスキルにつながるので、知識先行では心もとない。とはいえ、自分でやることが難しいと思って実践できないこともあるかと思うので、最低限調べるという行動を省かずに、知識を蓄え徐々にスキルへと昇華させ、応用スキルを知識へと変えることが望ましい。

 これが基本知識・初歩スキルでことを済ませてしまうようになるとトラブルが起きる。児童生徒への教育の場合、この基本知識・初歩スキルと共に、情報モラルを同時並行で教えることが要となるため重要視されないポイントでもある。

 現在の社会人は、コンピュータにせよ、ネットにせよ、基本知識と初歩スキルをある程度供えた状態にある。通常はこの状態に際し、一般社会における倫理や道徳といった規範が備わっているため、多くの場合トラブルを抱えることはない。しかし、基礎だけの知識とスキルはトラブルに巻き込まれやすいこともまた事実である。進化するネットでは特に知らなければ騙されるという事になりかねない。

 また若い世代であれば、この基本知識と初歩スキルに自己学習や学校での学習によって、知識・スキル共に上乗せされたものを身に付けている。もちろん一般常識は身に付けているが、どちらかと言えばスキル先行であるため、知識とした体系づけられるべき基盤は未熟である可能性が高い。そして、この未熟さを補うためにbを実践することになる。

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