教育徒然

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アメーバピグ規制をどう捉えるか。続

 さて、先日の記事で、アメーバピグの規制は「子ども」だからこそ引き起こされるトラブルを回避したいという企業の思惑を反映したものであると位置づけた。では、この流れに乗じて教育現場はどのような変化が起きるのか、または何も変わらないのかを考える。

 正直ほとんどの教育現場においては何も変わらないと考えているのではないだろうか。むしろ変化を起こすべきと考えている私の方がかなりの少数派かもしれない。何せ教育せずとも勝手に企業が規制してくれるのであれば、管理するものとしては好都合であり、余計な手間をとられない。しかも25年度からは小中学校においても情報モラルを重要視した情報教育が行われるとあって改めて対処する必要はないと考えるのが常識なのかもしれない。

 しかし、これについてはもっと慎重に考える必要がある。確かにサービス提供者による規制は楽だが、いったい何を規制するのかについて管理者は把握する必要がある。例えば今回の年齢制限であるが、すでに15歳以下の子どもたちが「アカウントを16歳以上で取り直せばいいだけ」とコメントしているのも見受けられる。これがどこまで露見せずにいられるのかはわからないが、規制の裏をかいて行動することなどざらにあるだろう。

 そして問題は規制の裏をかくという事は、それだけ大人たちに対して子どもがネット内で秘密を抱えることにつながるのである。今はただでさえ、ネット内の行動を保護者に相談しづらいとの声が聞こえてくる。そして規制の裏をかくという事がそれに拍車をかけてトラブルに巻き込まれてしまうのではないだろうか。

 情報を教える側としては、その規制内容を裏側まで的確にとらえ、どういった影響が出るのかを検証する必要がある。そしてトラブルに巻き込まれる子どもたちに対してネット以外でサポート態勢が整っていることを広く伝えなければならないのだ。

 そして規制に対する大人たちの考えも子どもに教えなければならない。ネットのルールは社会のルールに則ったものであることは大人にしてみれば当たり前のことだが、子どもたちにしてみれば社会のルールと言っても自分たちの身近なルールでしか考えることはできない。まったくもって「子ども」であるということが通じない、もしくは「子ども」であることが圧倒的に不利である可能性が高いということを伝えなければならない。

 ネット上の「子ども」たちに対する大人の見方はある意味辛辣であることが多い。もちろん温かく見守っている場合もあるのだが、それ以上に否定的な意見が出てくる理由を考え、それが何故かを伝えられないと無用なトラブルを引き起こすことになりかねない。

 規制されたことをきっかけに子どもたちに情報教育を行う意味が増している。トラブルから守るだけではなく、徹底的にトラブルを引き起こさせない対応が教育には求められている。

 
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