教育徒然

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不正アクセスを考える②

 前回の記述で不正アクセスには4段階あると述べたが、その第1段階目について考えてみる。




 ① 不正アクセスをしようという動機が生まれる。

 ② 相手のIDとパスワードを入手する。

 ③ IDとパスワードを入力し、ログインする。

 ④ 相手のIDでログインした状態で、様々な操作を行う。



 
 さて、第1段階の①不正アクセスをしようという動機はなぜ生まれるのだろうか。不正アクセスをする動機として大まかではあるが次の3つを挙げたい。

 a 相手の情報を知りたい。

 b 相手のデータが欲しい。

 c 相手のアカウントそのもの及び、それに付随する資産的価値をもつものが欲しい。

 まずaについては、いわゆるのぞき行為のようなものである。個人情報やその当人に関わる何らかの情報をみたいという欲求から不正アクセスという行為に至る。またbは当人が所有している何らかの価値を有したデータを己が物にしたいという所有欲が生じている。

 この2点に共通していることは、不正アクセスを行う人物にとって、相手の有する情報やデータが周囲の人物にとって価値があろうとなかろうと関係なく、当人のみが価値を理解していればいいという点である。同時に現実世界における物体ではなく、「情報」であることを理解したうえで、その価値と相手が所有しているという事実を認めている。

 知的財産権と個人情報保護という点で、情報教育にとっては非常に身近な話題でもある。権利についての説明や個人情報を大切に扱うといった内容の授業を行うことは重要であり、多くの教科「情報」でも取り組まれているだろう。しかし、もうすこし心情的に踏み込んだ解釈をしなければ、不正アクセスの増加に歯止めをかけることはできないだろう。

 それは、特定の人物が所持する情報・データが価値を持っているという事実が、その情報・データを所持する人物によってのみ管理・保管されなければならないということ。併せて、その情報・データに他者が手出しすることは体の中に手を突っ込んで、かき回すような苦しさを味あわせているのと同じであると理解させなければならない。

 情報・データをコピーし、複製した情報・データであっても不正アクセスした当人が所有できたという事実に満足している状況であっても、本来の情報・データを所有する人物にとって不快になりうるのだ。aやbといった欲求も持つ者に対して、そういった事実を伝えることも情報教育の一端に加える必要がある。

 そしてcについては、なりすまし等の迷惑行為や情報に付随する資産価値を目当てとした窃盗・盗難であり、情報教育というよりは一般的なモラル・道徳的観念に基づく行動に関わる部分が多い。ということで、こちらは情報教育的アプローチとしてはごく一般的な道徳とかぶるので割愛する。


 第2段階については次の投稿にまわしたい。

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まとめtyaiました【不正アクセスを考える②】

 前回の記述で不正アクセスには4段階あると述べたが、その第1段階目について考えてみる。 ① 不正アクセスをしようという動機が生まれる。 ② 相手のIDとパスワードを入手する

まとめwoネタ速neo 2012-05-25 (Fri) 04:31


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